ほーむぺーじ

ゲンガナンスで潜ったり潜らなかったりします。

洋画が苦手な理由

こんばんは、ほーむです。

突然ですが皆さんは映画は好きでしょうか?

僕は結構好きです。

映画館に行って見るのも好きですし、お家でスマホでも見たりします。

最近は三谷幸喜監督の作品を見るのにハマっています。アマプラで見られる作品だと『ザ・マジックアワー』や『ステキな金縛り』なんかがおすすめなので興味のある方はぜひ見てみてください。

 

さて、本題に戻りますと、僕自身映画を見るのは好きなのですが、なぜか洋画というものに本当に興味をそそられません。

今までに見た洋画も数えられるほどしかなく、『ハリー・ポッター』シリーズと金ローでたまにやってる『ホーム・アローン』ぐらいです。あとはつい最近初めて『ローマの休日』を見ました。

 

所謂名作であったり、人気のマーベルシリーズや『スター・ウォーズ』シリーズはほとんど見たことがありません。ディズニー系もニモだけ昔見た気がします。ニモがディズニーなのかすら分からないので怪しいです。

 

僕はそれらの作品を自分の中で、「興味がないから今まで見てこなかったもの」として考えていました。実際、スパイダーマンをかっこいいとは思いませんし、ライトセイバーもオタクが振るペンライトと何が違うねんと思っています。引き付けられないというのは自分がそれらの作品に興味が湧かない一つの理由としてあると思うのですが、最近もう一つその理由が浮かびました。

 

それは「感情移入が出来ない」ということです。

「こんな素晴らしい作品を日本人として見ることができて嬉しい」、「この作品の素晴らしさは日本人にしか伝わらない」

皆さんは日本のアニメや映画を見ていてこんな感想を聞いたことはないでしょうか?

 

実際、アニメや映画の中で日本固有の文化や伝承を題材としたものは多いです。例を挙げるなら『千と千尋の神隠し』に登場する神達も一神教を信仰する人々の目には不思議に映るものでしょう。最近の作品では『鬼滅の刃』に登場する「鬼」や「日輪刀」なども日本文化が根底にあることが分かります。これらの文化は日本人にとっては自然なもので、一度見ただけでなんとなく理解することができます。もちろんgoogleで調べれば「鬼」が何なのか「神」がたくさんいるのはどうしてか、調べるのは簡単です。しかし、日本人以外が思い浮かべる"Demon"と日本人が昔からよく知る「鬼」ではその想像する恐ろしさには明らかに違いがあるものでしょう。

 

話を戻しますと、海外の映画を見たとき、どうしてもさっきの例とは反対のことが自分に起こってしまうのです。スパイダーマンを例にとってみると、「アメコミ」というくらいですからきっと舞台はアメリカなんだと思うので、その体で書きますが、メインのキャラクターたちはもちろん、その映画に登場する全ての人物は「アメリカ」というコンテクストの中にいて、ストーリーが進んでいきます。彼らがどういう風に動いて、感じて、どういうヒーローに憧れているのか、は基本的にアメリカ人やそれらの人々と同じ感性を共有する人たち(主に言語面)にチューニングされているものだと思います。僕にはその「カッコよさ」や感性があまり伝わってこないのです。

 

だからと言って日本人には洋画は合わないと言いたいわけではありません。それらの「カッコよさ」を同じようにかっこいいと思う日本人もたくさんいると思いますし、なんならそういう人の方が多いのだと思います。

 

でも僕の場合はピンチの場面でヒーローが来ても、彼らをどんな気持ちで迎えるのが正しいのか、このヒーローたちはどれほど心強いものなのかというのが分からないから「感情移入が出来ない」のです。

そして、そういう文化や考え方や言葉の使い方が根付いた人間でないとその作品を100%楽しめないと思うと、どうしても萎えてしまうというか、見る気がなくなってしまうのです。

 

こんなに書くつもりは無かったのに気づいたら一時間も経ってしまっていて、残りわずかなモラトリアムを無駄にした気がするので今日はこの辺で終わりにします。

 

僕が洋画を心から楽しめるその日まで。

それでは。