【SVS2使用構築】ブラヌチャン展開
こんばんは、ほーむです。
ブログの閲覧ありがとうございます。
久々にちゃんとポケモンをしてレート2000に乗れたので、今回はSVシーズン2で使った構築の紹介になります。
【使用構築と結果】
TN Louise 最終980位 レート: 2028
【構築経緯】
シーズン1の結果を残した構築や並びを見て、強いノーマルタイプが環境におらず、早いゴーストアタッカーを通す構築を組めれば強そうだと思い、スカーフサーフゴーから構築をスタートしました。
しかし、スカーフサーフゴーのシャドーボールは対面への一貫性はあっても技の威力が低い分、打ってるだけでeasy winが狙えるほどのものでもないので、細かい削りをいれるためにステルスロック撒ける相方が欲しいと思い、前期多くの方が結果を残していて、サーフゴーの苦手なガブリアスのケアも出来る風船デカヌチャンを次に採用しました。
3枠目にはデカヌチャンで展開したステルスロックから繋ぐ欠伸を打てるポケモンが欲しいと思い、こちらのゴーストの一貫も切ることの出来るブラッキーを採用しました。サーフゴーがシャドーボールで拘った後に、死に出しからノーマルカイリューに起点にされる動きはありそうだと思ったのでそこに強い点も評価しました。
ここまでで、地面の一貫が風船デカヌチャンでしか切れていなかったため、見た目の一貫を切ることが出来て且、ステロ欠伸ループと相性の良い積みアタッカーのカイリューを採用しました。
5枠目には以上の4匹で対処が厳しいラウドボーン、キョジオーン、ヘイラッシャ等の高耐久ポケモンに対して上から弱点で殴ったり、拘りトリックの出来る眼鏡水ロトムを採用。
そして最後に、主軸であるステロ欠伸ループと相性の悪い身代わり持ちの積みアタッカー等への切り返しとして、サーフゴーで崩しきれない特殊高耐久ポケモンがいるパーティにも選出できる裏エースのゴーストテラバ持ちのすり抜けドラパルトを採用して構築が完成しました。
【個体紹介】
・デカヌチャン
性格: 陽気
調整: H244 B36 S228
調整意図:
HB: 無補正A252ガブリアスの炎テラバーストを最高乱数以外耐え
S: 最速90族抜き
巷のデカヌチャンはB振りの方がメジャーかと思いますが、個人的にはブラッキーと組むならS振りの方が生きる場面が多いと感じました。
理由としてはブラッキーが対面から押されやすい身代わりに対してデカヌチャンに引いて上からアンコールを打てることや、拘り持ち等に上からはたき落とすを押すことでデカヌチャンが倒されても裏のポケモンの耐久性の向上を図ることが出来るためです。
Bに振った分をDに回せば眼鏡サザンドラの大文字の乱数が変わったりしますが、初手にガブリアスとかち合って炎テラバーストでデカヌチャンを落とされたときに、ガブリアスの持ち物の判別が出来ないのが一番良くないと思ったので余りはBに割きました。(今回の調整であれば炎テラバーストで上から倒されれば概ね鉢巻が確定、ガブリアスが意地ならデカヌチャンが上から動ける。サザンドラは大文字で倒されれば眼鏡が確定などの情報が得られる。)
技構成はステルスロックはコンセプト上確定、ブラッキーを起点に身代わりを押してくる輩や、積んでくる拘り以外のサーフゴーに対しても打てるアンコール、そしてサーフゴーやドラパルトを通す上で障害となるそれ以上の速さのスカーフ持ち(マスカーニャ等)をケアできるはたき落とすは確定としました。
最後の1枠は電磁波、デカハンマー、岩石あたりと選択になるのかなと思いますが、終盤数を増やしたミミッキュを皮の上からワンパンすることが出来たり、ブラッキーやドラパルトを意識して対面のポケモンがフェアリーテラスタルを切っていることも多かったので不意を突けるデカハンマーを採用しました。
暇なときに等倍の相手に向かって打つと弱すぎて悲しくなるので素直に引いた方がいいことが多いです。
テラスタイプは気持ちだけ地面に強くなれるように飛行です。アンコールと合わせて詰ませるやつはほぼやりませんが、2ミリぐらい使う可能性があるので無効タイプのあるノーマルか飛行かの2択になるかなと思います。鋼とフェアリー元々持ってるズルいね。
性格: 図太い
調整: H252 B252 D4
調整意図:
物理環境なのでHBに振り切ってセグレイブやカイリューに強めに出れるようにしました。
一応Dに少し割くと眼鏡サザンの2連流星を確定で耐えたり出来ますが、守るを挟めば間に合うのでHB振り切りでいいかなと思います。
技構成はこの構築で使うなら4つはほぼ確定かと思います。願い事&守るは月の光で技スペースを圧縮出来なくもないですが、他に欲しい技もなく、願い事で裏を回復させる立ち回りは特にVSキョジオーン絡みのサイクルには毎回やってた気がするので願い事でいいと思います。ちゃんとPP16あるのが偉すぎる。
テラスタイプは弱点の格闘とフェアリーを半減に出来てお得な毒にしましたが、フェアリーテラバを受けるために毒テラスタルを切ると対面のドラゴンから地震が抜群で飛んでくるジレンマがあるのでほとんど切ってません。
一応悪テラスタルにするとA+1の耐久振ってないセグレイブとかならイカサマでワンパン出来るようになるらしいです。
環境中盤のまだ物理ドラゴンがイキってる時期は鬼の強さでしたが、終盤サザンドラやサーフゴーにカモられるようになってからはかなり動かしにくかったです。
・サーフゴー
性格: 臆病
調整: H4 C252 S252
調整意図:
構築のコンセプト上、ミラーや最速ドラパルトに負けたくなかったので最速のCS振り切りで採用しました。
技構成は鋼とゴースト打点は確定で、トリックは拘りスカーフと相性が良く、後述のブラッキーでの詰めにも使えるため確定、最後の1枠は最終日前日までは自己再生で使っていましたが、どう見てもドドゲザンが重かったので最終日は気合い玉で使っていました。ドドゲザンに打つことは1度もなかったですが、サザンドラには打ちました。
テラスタイプについては飛行で採用していますが気持ち出し負けしにくい程度の使用感だったので、打点を伸ばす鋼やテラバーストを採用した格闘でもいいと思います。
性格: 意地っ張り
調整: H196 A156 S:156
調整意図:
H: 16n-1
S: +1で最速ゲンガー抜き
書いた通りですが、Sラインは竜舞型で使うなら最低限のとこまで振って残りは耐久と火力に割きました。
技構成はノーマルテラスのテンプレ4つ。
このポケモンについては、環境における型の選択肢が豊富すぎて、技構成を書いただけで構築記事を語るのは不親切すぎるかと思うので、どうしてカイリューを積みアタッカーとして採用したのか、そしてどうしてノーマルテラスで採用したのかの2点に分けて説明していきます。
まず、カイリューを本構築の積みアタッカーとして採用した理由ですが主に2つあります。
1つは構築経緯でも書いた通り、ステロ欠伸による削りと起点作成と相性が良い点です。場を整えてあげれば天然持ち以外のほとんどのポケモンを上から圧殺出来るポテンシャルがありました。
2点目はブラッキーの願い事との相性の良さです。前期にカイリューというポケモンを使っている際に、折角起点作成をして有利なポケモンに繰り出したのに交代際にダメージ(ステロ含む)を貰ってまずは羽休めから入らなくてはならない様な場面が多くあり、すぐに竜舞の体勢を取れないことがありました。そこで、ブラッキーと組ませることで、交代際のダメージを願い事の回復で相殺しつつマルスケを復活させ、竜舞の体勢整える動きが非常に強力であったため、本構築に組み込みました。
次に、どうしてノーマルテラスで採用したのかについてですが、こちらについても2点理由があります。
1点目は汎用性の観点です。ノーマルテラス以外の積みアタッカーとしてのカイリューと言えばテラバーストを採用した飛行テラスタルがメジャーかと思いますが、後述の水ロトムとドラパルトがどちらもテラバーストを採用しており、選出する試合では割とテラスタルを切りたいポケモンであったため、カイリューとの同時選出をしにくくなることを危惧し、テラスタルせずとも最低限の単体性能がある神速地震での採用に至りました。
2点目は遂行速度の速さです。見ての通りなのですが、本構築ではドドゲザンが非常に重く、弱点をつけるポケモンがこのカイリューしか入っていません。ドドゲザンは突撃チョッキ等のフルアタ構成であればブラッキーで受けきることも出来ますが、一定数いる身代わりギロチンには手も足も出ません。飛行テラスタルのカイリューではどうしても遂行速度が遅くなってしまい、いつかはギロチンを貰ってしまうため、今回はノーマルテラスで火力に割いた個体を採用した次第になります。飛行テラスタルでアンコールを切って地震を入れることも考えましたが、汎用性を考慮して神速にしました。
長くなりましたが、以上が本構築でカイリューをノーマルテラスの積みアタッカーとして採用した理由になります。
本当に個人の感想でしかないのですが、適当にラムのみ持たせたポケモンの弱そう感すごくないですか?
それはそれとしてカイリューは強かったです。
・水ロトム
性格: 控えめ
調整: H252 C204 S52
調整意図:
S: 最速50族抜き
繰り返しますがドドゲザンが重いのでそこを抜けるまでSに割いてテラスタルを切りながら打ち合いで負けないようにしました。
天然持ちに勝てるように拘り眼鏡での採用としたので技構成はハイドロポンプは確定で、電気技は有利対面を作った際に楽に試合を進められるボルトチェンジを採用、テラバーストはドラゴンへの打点として採用しました。最後のトリックは他の電気技と選択になるかもしれませんが、電気技で拘って死に出しの地面テラスタルの起点になるのが嫌でしたし、特に欲しいと感じた場面もなかったので、重めのサイクルへの崩しに使えるトリックを採用しました。
テラスタイプは前述の通り、ドラゴンと打ち合いたかったため、フェアリーとしましたが、正直ロトムのテラスタイプは透けているので初手でドラゴンと対面したときに水ロトムに向かって鋼技を押されることもあったため、どうしても苦しい場面以外は安易にテラスタルは切らず、デカヌチャンやブラッキーに引くようにしていました。テラス切って鋼技が飛んできたときは普通にキレてました。
・ドラパルト
性格: 意地っ張り
調整: A252 B4 S252
調整意図:
ブラッキーを起点にしてくるサザンドラに対して後投げし、交代際の身代わり→テラスタルの動きに合わせて食べ残しの回復込みでもテラバーストでサザンドラが無振りであれば最低乱数以外落とせるようになるため、珠意地っ張りで採用、Aは振り切りました。
Sはマスカーニャが全体的に重かったので陽気でも上が取れるように準速まで振りました。はたき落とすや裏へのダメージで持ち物を判別してからドラパルトで対処することが多かったのでこの調整で良かったかと思います。
技構成は正直ドラゴンアローとテラバーストがあれば他は何でも良かったので、テラスタルの択を先延ばしに出来る身代わりと詰めや起点作成に使える鬼火を採用しました。
テラスタイプは前期ブラッキー軸でゴーストテラバーストドラパルトで結果を残している先人がいたため参考にしました。サーフゴー同様ゴーストタイプの通りが良く、物理ゴースト打点を打てるのはとても強かったです。悪タイプをカモれる格闘にすることも考えましたが、構築で重いニンフィアやマリルリ、ウルガモス等も少し削れば飛ばせるのが強かったのでやはりゴーストで良かったかなと思います。
【選出】
本構築は種族値の低いポケモンが多く、パワーで圧殺出来るようなタイプの構築ではないため、基本選出は特にありませんでしたが、概ね攻め駒(サーフゴー、カイリュー、ロトム、ドラパルト)から刺さっている2枚、受け駒(デカヌチャン、ブラッキー)から1枚の選出をしていました。
例外として、明らかにステロが刺さっていて相手のパーティにサーフゴー、コノヨザル、キョジオーン等の欠伸ループを切るポケモンがいない場合はデカヌチャン→ブラッキーのステロ欠伸ループからエース1枚を通す選出をしていました。構築当初はこの動きを主軸として考えていましたが、エース1枚では貫ききれない構築が多かったり、そもそも今日日欠伸を切れない構築なんてものがなかったりと、デカヌチャンとブラッキーを同時選出出来るパーティはあまりありませんでした。
後は極端な受けループに対しては攻め駒3枚の選出をすることが多かったと思います。
【終わりに】
S1は後半年末年始で忙しくてろくに潜れておらず、S2はリハビリのつもりで3桁と2000乗れればいいかな~ぐらいで潜ってたので個人的に結果には満足です。
USUMの2030ちょっとが最高レートなので次は2100とは行かないまでも2050ぐらいを目指して頑張りたいです!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
終わり