ほーむぺーじ

ゲンガナンスで潜ったり潜らなかったりします。

【S16使用構築】クロックランドカビ【最高2037最終2011】

おはようございます、ほーむです。S16お疲れ様でした。久しぶりに2000を越えることが出来たので記事に残しておきます。

早速ですが並びはこちらになります。


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【構築経緯】

以前紹介したゲンガエンジャラの構築に引き続きランドカビゲンを使いたいと思い、前回と同様に耐久に割いたスカーフランドロスと木の実カビゴン範囲を取ったCSメガゲンガーから構築をスタートしました。前の構築ではゲンガーの裏の悪タイプ兼鋼を見る枠としてとしてガオガエンを採用していましたが、カバルドン絡みの構築に対して弱い立ち回りをしなくてはいけなくなってしまうのが気になっていたので代わりに水Z激流ゲッコウガを採用しました。そして炎打点を抜いたことで重くなってしまった受けサイクルへの崩しとしてジャラランガを前構築から続投。最後にゲッコウガジャラランガでは崩しにくい固いフェアリーや高耐久水タイプ入りへの崩しとしてカミツルギを採用して構築が完成しました。持ち物や技構成、調整などは実際に潜ってみて使いやすいようにチューニングしていきました。

 

以下常態

【個別紹介】

1.ゲンガー

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身代わり採用のCS3ウェポンゲンガー。メインウェポンである一致技2つは確定で、凍える風は対面のボーマンダグライオン等の氷4倍勢に打ちたかったため採用。身代わりの枠は守る、挑発、気合い玉等が候補になるが、他の抜きエースたちでは崩しにくいヒトムグロスヒレギルガルド入りのサイクルに有利対面で押せる安定択且つ取れるアドバンテージが大きい技として採用した。守るはミラーやスカーフ地面、エスパーのロックで有効で挑発は対面のウルガモスギャラドス等に有利が取れるようになるので自分のプレイング次第では好みにカスタマイズできるとは思う。気合い玉に関しては強い技ではあるが、こちらがメガ進化前の有利対面時に裏に向けてしか打たない限定的な技だと感じたので不採用とした。何より威力が0なので。同じ対面で身代わりから入って追い討ち等を避けつつ後ろに引いて2サイクル目からキャッチしていく動きの方が確実だと思う。選出は先述の通り、ヒトムグロスヒレ等のタイプで受け回してくるタイプのサイクルやフェアリー枠がいない代わりにボーマンダ等の高速アタッカーで対面から後述のジャラランガを見てくるパーティには凍える風で起点を作るか、そのまま突破して崩しのサポートのために選出した。身代わりのお陰で受けループにも強く出せたのが強かった。

 

2.カビゴン
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クッション兼起点作りとして採用。努力値はHが4nでの最大値、Bが特化、余りD。基本的にはこのカビゴンと後述のランドロスでエースの起点を作っていく。欠伸とリサイクルは採用理由のため確定として、自由枠は地震と吹き飛ばし。このポケモンは基本的に自分から殴っていくことはないが、ラス1同士でギルガルドゲッコウガと対面した際に殴り合えるように攻撃技として地震を採用した。しかし逆に言えばこのポケモンと相手の飛行タイプもしくは浮遊持ちをラスト1匹同士にしてしまうと詰まされてしまうのでそうはならないように気を付けた。相手のポケモンが2匹以上いる状態であれば、例えその中に飛行タイプがいたとしても欠伸とふきとばしでステルスロックを蓄積させて飛行タイプを先に倒すことも出来るのでどういう試合展開になるのかを考えながら試合の中で切るポケモンを選ぶようにした。また、ジャラランガを通す際はこのポケモンミミッキュの皮を剥いで置くことがかなり重要になるのでその点でも地震は一番優先度の高い技だと思う。吹き飛ばしについては先述のような状況で欠伸で眠らせながら吹き飛ばして無理矢理昆布していくような戦術が取れたり激流Zでカビゴンを飛ばしに来るゲッコウガ、身代わり入りのバトン展開などの欠伸だけでは流せない相手の後ろのポケモンを引き釣り出して欠伸ループに持ち込める点を評価した。しかしながらこの構成は飛行タイプの挑発もちになす術なくやられてしまうので、自分から体力管理が出来て且つ飛行タイプにも打点が持てる捨て身タックルも一考ではある。こればかりは自分のプレイスタイルと宗教の問題だと思うので、使いやすい型を使うのが一番だと思う。最遅の理由は交代合戦でランドロスの威嚇が交代先に入りやすくなるため。

 

3.ランドロス
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普通のHBゴツメランドロス。ミラー意識でSの個体値は29(無振りランドロス-1)。ステルスロックは採用理由。地震と蜻蛉返りもメインウェポンのため確定。岩石封じは後続のジャラランガやゲンガー、ゲッコウガの身代わりの起点にも出来ると思い採用した。当初はスカーフを持たせた陽気HDSベースのランドロスを使っていたが、地震と蜻蛉返りを選択して打てないことに使いづらさを感じたためパーティ全体で重いバシャーモミミッキュ等を意識してHBベースのこの型に変更した。回復実ではなくゴツゴツメットで採用した理由は色々あるが主にガルーラ、ミミロップミミッキュメタグロスを意識した。ガルーラとミミロップに対しては言わずもがなだが、ミミッキュゴツゴツメットでダメージを入れておくことでH155D126までのABミミッキュを非激流圏内ゲッコウガの水Zで確定で倒せる点、メタグロスも同じようにゲンガーのシャドーボールの圏内に入れることが出来る点に重きを置いた結果の採用となった。HDベースのスカーフでは無くなったことで安定して初手に置いてステルスロックを撒けなくはなったが、不自由だと感じたのは初手のメガネテテフにワンパンされた1回だけだったのであまり気にはならなかった。主にカビゴンと一緒に出し、初手か欠伸での対面操作後に有利対面でステルスロックを撒きにいく。拘らなくなったことでゲンガーランドゲコのようなクッション枠1枚+エース2枚の選出も出来るようになったのが偉かった。

 

4.カミツルギ
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調整意図は画像の通り。本構築のMVPと思われる。主にカバリザテテフやゲンガーでは崩せなさそうなレヒレ入りのサイクル、受けループに出した。カビゴンの欠伸の起点作成後か、ミミッキュ等の有利対面で積んでいきそのまま倒してSを上げながら全抜きを狙う。カミツルギを襷やスカーフ持ちのストッパーやメガゲンガーで見てくる構築が非常に多く、ステロ欠伸+Sブーストでイージーウィンを量産した。剣の舞と聖なる剣で受けループにも強い点も評価でき、カミツルギをゲンガーで見てくる受けループもついでに破壊してくれた。ついでに終盤に増殖していた某ヌオー入りの受けループにもゲンガー、ジャラランガと合わせて強く出れたのが非常に良かった。Sブーストの恩恵として電磁波+身代わりグライオンカミツルギを見てくるタイプの受けサイクルに対してもS実数値131までならSブースト後に抜けているのでそれも偉かった。抜きエースとして以外にもパーティで重いマンムーギャラドスのストッパーになれた点や相手のカビゴンの木の実、ポリ2の輝石を叩けたりと本当に八面六臂の活躍をしてくれた。自分で言うのもなんだが、このポケモンの調整だけならかなり自信がある。持ち物については調整意図の通りだが、技を耐えて後ろのポケモンの先制技の圏内から抜けられる木の実が一番相性が良いと思った。もし変えるなら試してはいないが、ガルド入りのマンダ軸も見れるようになる悪Zを持たせて叩き落とすの代わりに辻斬りを採用するのもありだと思った。

 

5.ゲッコウガ
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普通のCS水Zゲッコウガ。カバマンダに対して強く出したかったので最速の冷凍ビーム持ちで採用。主にレヒレorドヒドカグヤのようなサイクルやテテフ入りの構築にゲンガーとセットで出したり先述のようにランドカビゲコでカバマンダガルドに対するエース駒として選出していた。性格はボーマンダアーゴヨンの上から冷凍ビームを打ちたかったのとランドのゴツメやステロでABミミッキュ等も水Zの圏内に入れる動きは出来ると思ったので控えめではなく臆病で採用。技構成としてはハイドロカノンと身代わりは採用理由なので確定。熱湯は雑に打てる水技として波乗りと選択だが、特に意識する相手もいなかったので交代先に負荷のかけられる熱湯で採用した。水手裏剣はあったら強い場面はあったが、なくて負けた試合は覚えている限り無く、逆に冷凍ビームがあったお陰で拾えた試合はたくさんあったので切って正解だったと思う。ガオガエンと違って見た目だけで初手のカバルドン展開を牽制できたことが一番大きかった。

 

6.ジャラランガ

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共有パ破壊兵器。俗に言う共有パであるところのカバマンダガルドコケコゲコツルギを一体で粉砕しまくった。何度も同じ構築と対戦したが、相手の選出はゲッコウガを見るためとジャラランガZの一貫を切るコケコ、対カビゴン駒の毒か剣舞持ちのギルガルド、地面の一貫を切るボーマンダでほぼ確定だった。例によって例のごとくランドカビで起点を作りながら削りを入れて、ギルガルドジャラランガの対面を作れたら竜の舞を押してコケコがZ避けに出てくるので地震で倒したら後はZを切って技を打ち込んでれば上から殴って勝てる。マンダにメガ進化を残されると威嚇ループでガルドが厳しくなったりするが、マンダ側が先に疲弊して倒れ、ギルガルドのみであればカビゴンランドロスだけでも倒せるのでそんなには困らなかった。また、ステロ2回+龍舞地震でASミミッキュが落ちるためフェアリー枠がミミッキュのみであとはジャラランガを通して勝てそうなリザグロス等のパーティにも割りと出した。特性はフェアリー枠がいないので相手のジャラランガ意識で防音にした。ジャラランガがほいほい初手で出てきてZを切ってくれるので雑に勝てた。インファイトと龍舞でZ技を打たなくても相手のジャラランガを起点に出来るのも強かった。吹き飛ばしで起点回避しようとして居座ってくるカビゴンインファイトで吹き飛ばしたときは脳汁が飛び出た。ドレインパンチがないため、HP管理が出来ないのが気になるかもしれないが、それ以上にお膳立てしてあげれば馬鹿火力と範囲だけで十分に暴れられるポケモンなのでこの構築以外でも是非使ってみてほしい。

 

選出

基本選出はランドカビ@1で相手の構築に対して刺さっているポケモンを出す。この構築ではランドロスに回復手段がないので、ランドカビでサイクルを回すというよりかは相手のエースに全抜きされないような盤面を保ちつつステルスロックカビゴンの欠伸で削りと対面操作をしにいく構築なのでまずは相手にどう崩されないかを考えながら選出を決める。展開の仕方はほぼ初手からランドロスを投げてワンパンされ無さそうな盤面で且つランドロスが起点にされてカビゴンが崩されなさそうなあれば積極的にステルスロックを撒く。あとは欠伸ループと吹き飛ばしで相手の選出を見ながらクロックを進め、後ろの抜きエースの準備をするのが理想。レヒレやコケコ入りの欠伸が通らない構築にはランドロスの対面操作からゲンガーでキャッチしに行き、ジャラランガゲッコウガを通す選出もする。

 

vs.カバマンダガルド

ランドカビ+ゲッコウガorジャラランガ

vs.ヒトムグロスヒレ

ランドカビ+ゲンガーorカミツルギ(バンギラスがいるなら)

vs.カバリザテテフ

ランドカビツルギ

vs.受けループ

ジャラツルギゲンガー

vs.ランドカビミラー

ランドカビツルギ

vs.ガルミミガッサ

ランドゲンガー@1

vs.レヒレカグヤ

ゲンガーゲコ@1

vs.雨

ランドカビツルギ

 

総評

久しぶりに2000を越えられて最高レートも更新できたので良かった。今シーズンは夏休みで時間もあってあまりストレスもなくポケモンが出来たシーズンだったのでとても楽しかった。ただ、サークルの合宿中でめんどくさくなって最後まで潜らなかったのは今朝起きて少し後悔している。しかし来期は途中でソードシールドが発売されることもあって終盤は潜らないと思うので、SMシリーズの集大成として2000に乗せることが出来て嬉しかった。


最高レート
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ここまでご高覧いただきありがとうございました!